ドリル工房 blog

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PCクリーニング

PC復旧記録

メインPCは6-7年程前に購入したAlienware X51のミニPCを使用し続けてきたのですが、この1年程、2モニターのうち1台が時にちらつく現象が発生していました。

元々、起動時にBEEP音が発生し起動しない事もある個体だったのですが、

「まあ、使用はできるしー」

と騙し騙し使用し続けていました。
ですが、時間が経つと、Youtube動画を流して放置すると画面にノイズが発生し、酷いときはフリーズする状態になってしまいました。

 

購入してからほぼノーメンテナンスで使用したものですので、修理点検を行っていきたいと思います。

・用意したもの

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ドライバーセット…ラジコンにも使用しているタミヤ製です。
エアダスター…埃を吹き飛ばすのに使用します。
接点復活剤…パーツ同士の接続部や、基盤のクリーニングに使用します。
シリコングリス…CPUとクーラーの設置点に塗って熱の電動を良くします。

 

工程1…分解

まず、電源やマウス、キーボード、ディスプレイのケーブルを取り外し、
PC単体にしてPCの蓋を開けてゆきます。

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X51はミニPCなので狭い空間にぎっしりパーツが詰まっています。

まずはグラフィックカードを外し空間を確保した後、CPUクーラーを外していきます。

 

工程2…清掃

パーツをある程度外したところで、エアダスターを吹いて大きな埃を吹き飛ばします。
続いて、グリスが硬化してこびり付いた状態のものに接点復活を吹きつけ、綿棒やキムワイプで縫い取っていきます。

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また、接点復活剤はパーツや、メモリのスロットに吹き付けかけて乾燥を待ちます。

 

工程3…仮組
清掃したCPUとCPUクーラーにシリコングリスを塗って組み立てます。

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グリスは塗りすぎず、平たく均一に伸ばします。

ここではグラフィックカードは組みつけずに必要な配線を施しておきます。

 

工程4…起動
グラフィックカードを外したままPCを起動して、動作を確認します。
マザーボードからの出力で安定するようであれば一安心なので、
Youtube等の動画を流して負荷をかけながら、フリーズするかテストします。

 

工程5…グラフィックカードの清掃
PCの起動テストをしながらグラフィックカードを清掃します。
基本的にはPC本体と同じく外せるところを外して、埃を飛ばして接点復活剤を吹いて接続端子をクリーニングしていきます。

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工程6…グラフィックカードを組み込んでテスト
小一時間、動画を流してフリーズは発生しなかったので、グラフィックカードを組み込んでテストを行います。
この時点で、通常の使用環境とほぼ同一の構成となります。
グラフィックカードと繋がっているモニタに、多少のチラつきが確認できますが、
2時間ほど動画を流してテストを行います。
結果、フリーズすることはありませんでした。

 

クリーニング結果

・フリーズはしなくなった。
グラフィックカードと接続しているモニタは若干チラついたまま。
・その後、3週間ほど使用しているが、起動時にBEEP音を慣らす起動不良は発生せず。

今回のフリーズについては、清掃とグリスの塗り直しで解消。
モニターのチラつきは程度は低くなったものの、グラフィックカードは何らかの故障が発生している模様です。

起動不良は、パーツの接触が改善されたのか発生しなくなった模様です。


ひとまず、基本的なクリーニングでPCの不調は解決。

PC不調に続き、自身の体調不良なども続いて間が空いてしまいましたが、ようやく」通常運転といった感じですね。